がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携病院について
がんは特別な病気ではありません。日本では約二人に一人が生涯のうちにがんを患うといわれ、多くの人にとってがんは身近な病気です。がんで健康な生活をあきらめることのないよう、現在、国をあげたがん対策が行われています。がん予防やがん検診の体制を整えると同時に、がん治療に関する研究が精力的に進められています。その中でも、個人のゲノム情報に基づいた「がんゲノム医療」の研究も進んでおり、がん治療における実用化が期待されています。がんゲノム医療では、がん遺伝子パネル検査によって明らかになる患者さんのがん遺伝子の情報に基づいて、一人ひとりにふさわしいがんの治療を行います。
がんゲノム医療を受けられる施設は、厚生労働省によって指定されています。がんゲノム医療を牽引し臨床試験や治験を担う「がんゲノム医療中核拠点病院」、がんゲノム医療中核拠点病院と連携し治療にあたる「がんゲノム医療連携病院」、中核拠点病院と連携病院の間に位置づけられ単独で治療方針の決定ができる「がんゲノム医療拠点病院」があります。
がんゲノム医療を受けられる施設は、厚生労働省によって指定されています。がんゲノム医療を牽引し臨床試験や治験を担う「がんゲノム医療中核拠点病院」、がんゲノム医療中核拠点病院と連携し治療にあたる「がんゲノム医療連携病院」、中核拠点病院と連携病院の間に位置づけられ単独で治療方針の決定ができる「がんゲノム医療拠点病院」があります。
がんゲノム医療の体制
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厚生労働省 第4回がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議(令和3年3月5日)
資料1 がんゲノム医療推進に向けた取組について
厚生労働省 がんゲノム医療提供体制におけるがんゲノム医療中核拠点病院等 一覧表(令和5年8月1日時点)より作図
資料1 がんゲノム医療推進に向けた取組について
厚生労働省 がんゲノム医療提供体制におけるがんゲノム医療中核拠点病院等 一覧表(令和5年8月1日時点)より作図
がんゲノム医療中核拠点病院一覧
- 北海道大学病院
- 東北大学病院
- 国立がん研究センター東病院
- 慶應義塾大学病院
- 国立がん研究センター中央病院
- 東京大学医学部附属病院
- がん研究会 有明病院
- 静岡県立静岡がんセンター
- 名古屋大学医学部附属病院
- 京都大学医学部附属病院
- 大阪大学医学部附属病院
- 岡山大学病院
- 九州大学病院
参考資料(2023年7月21日アクセス)
- 1)厚生労働省 第4回がんゲノム医療推進コンソーシアム運営会議(令和3年3月5日)
資料1 がんゲノム医療推進に向けた取組について
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/000748554.pdf - 2)厚生労働省 第5回がんゲノム医療中核拠点病院等の指定に関する検討会(指定結果)(令和5年3月29日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10901000/001079008.pdf
- 最新の情報は厚生労働省のホームページをご確認ください。
厚生労働省 がん診療連携拠点病院等(2023年7月21日アクセス)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_byoin.html